なるほど広島弁 - 2008.09.26 Fri
最近、職場でWeb会議なるものをやっています。Webを介してパソコンの画面を共有しながら広島に居ながらにして東北の人と会議をしているようです。(声だけです。カメラをつければ顔も見えるようになるそうですが)
多分、電話で話したり中を取って東京で会議をしたりするよりはかなり安くできるのでしょう。
相手の声はヘッドセットを付けている人にしか聞こえないのですが、こちらで話している声はよく聞こえます。
私は関わりがないのですが同じ部屋の中でやっているのではっきり言ってうるさいです。会議なんだから会議室でやって欲しいと思います。
標準語を話しているつもりなのでしょうがたまに広島弁がまざっています。「それ、通じないよ」と心でつぶやきながらにやけてしまいます。
実は広島弁には標準語と同じ言葉でまったく意味の違うものがあります。おっちゃん達はよそでも使って通じない事がよくあるようです。私は元々広島人ではないので最初聞いた時は「なんだ、そりゃ?」と思ったものです。
最近の若者はあまり使わないかもしれませんね。
その1……「たちまち」
標準語では「すぐに」という意味ですね。広島では「とりあえず」という意味です。
「たちまち、これやっておいて」とか言われて急いでやったら「そんなに慌てなくても」と迷惑がられたりします。
その2……「なおす」
標準語では「修理する」という意味です。広島では「片付ける」という意味になります。
東京に出向に行った人の実話です。
「このファイルなおしといて」と言ったら、「どこか壊れてんの?」と聞かれたそうです。
その3……語尾の「~ちゃった」
「しちゃった」とか「できちゃった」とか、標準語では「~してしまった」というような意図していない結果になった時などに使われますが広島では丁寧語なんです。
女の人がよく使います。「~しちゃったんですね」とか上司と話す時などによく聞きますね。
他の言葉よりも一番不愉快な気分にさせる誤解を生みやすい言葉です。
実際に他県からやって来たお嫁さんが役所に出生届を出しに行って「できちゃったんですか」と言われてムッとしたらしいです。
広島のお嬢さん方には正しい丁寧語を使って欲しいものです。
こういう標準語と同じ言葉で意味が違うものってのはどこの方言にも一つや二つはあるんでしょうね。
9月25日23時代にメッセージを下さった方>
読んでいただいてありがとうございます。「おもしろい」と言っていただけるのは大変嬉しいです。
”まだ途中”とのことですが、最後まで楽しんでいただけるなら幸いです。
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